神経を抜いた歯が痛いのはなぜ?噛むと痛い・ズキズキする原因を歯科医師が解説|池袋歯科・矯正歯科|池袋駅西口近くの歯医者・歯科|精密治療・急患対応も可能

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神経を抜いた歯が痛いのはなぜ?噛むと痛い・ズキズキする原因を歯科医師が解説

神経を抜いた歯が痛いのはなぜ?噛むと痛い・ズキズキする原因を歯科医師が解説|池袋歯科・矯正歯科|池袋駅西口近くの歯医者・歯科|精密治療・急患対応も可能

2026年10月01日

「神経を抜いたはずなのに、噛むと痛い」
「何年も前に根管治療した歯が、急にズキズキしてきた」

このような症状があると、「神経がないのに、どうして痛いの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、歯の神経を取り除いても、歯の周囲にある歯根膜や歯ぐき、顎の骨などには神経が残っています。

そのため、根管治療をした歯でも、根の周囲に炎症が起きたり、歯に強い力が加わったりすると痛みを感じることがあります。

今回は、神経を抜いた歯が痛くなる代表的な原因について解説します。

① 根管治療直後の一時的な痛み

根管治療を受けた直後は、歯の神経を取り除いていても、噛んだときに痛みや違和感が出ることがあります。

根の先には「歯根膜」という組織があり、治療による刺激などによって一時的に敏感になることがあるためです。

治療後の痛みが必ずしも治療の失敗を意味するわけではありません。

ただし、痛みが強くなっている、腫れてきた、痛みがなかなか改善しない場合には、別の原因がないか確認する必要があります。

② 歯の根の先に炎症が起きている

神経を抜いた歯が「噛むと痛い」場合に考えられる代表的な原因のひとつが、**根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)**です。

根管内の細菌感染などによって、歯の根の先にある組織に炎症が起こった状態です。

症状として、

・噛むと痛い
・歯を叩くと響く
・歯が浮いたような感じがする
・歯ぐきが腫れる

などがみられることがあります。

進行すると、根の先に膿がたまり、歯ぐきにニキビのような膨らみができることもあります。

③ 根管内で細菌感染が残っている・再感染している

根管は単純な一本の管ではなく、非常に細く複雑に枝分かれしていることがあります。

そのため、根管治療を行っていても細菌感染が残ったり、治療後に再び細菌が侵入したりすることで、根の先に炎症が起こることがあります。

根管治療から数年経過していても症状が出る可能性があるため、「昔、神経を取った歯だから大丈夫」とは限りません。

必要に応じて被せ物などを外し、根管内を再び清掃・消毒する「再根管治療」を検討します。

④ 見つけにくい根管が残っている

歯の根の形や根管の本数には個人差があります。

特に奥歯では複数の根管が存在するため、通常のレントゲンだけでは複雑な根管形態を十分に把握できない場合があります。

以前の治療で処置されていない根管などに感染が残っていると、症状が続く原因となる可能性があります。

必要な症例では、通常のレントゲンだけでなく、歯科用CTを用いて三次元的に根や周囲の骨の状態を確認することがあります。

⑤ 被せ物や噛み合わせに問題がある

根の病気だけが原因とは限りません。

被せ物を入れたあとに、

「その歯だけ先に当たる」
「噛むとその歯だけ響く」

という場合には、噛み合わせによって歯に過剰な力が加わっている可能性があります。

また、歯ぎしりや食いしばりによって負担が集中しているケースもあります。

そのため、神経を抜いた歯が痛い場合でも、根だけではなく噛み合わせまで含めて確認することが重要です。

⑥ 歯にヒビが入っている・歯根が割れている

注意したい原因のひとつが、歯のクラック(ヒビ)や歯根破折です。

特に神経を抜いて被せ物が入っている歯では、残っている歯質の量などによっては破折のリスクを考慮する必要があります。

歯根が割れると、

・噛んだときに痛む
・歯ぐきが繰り返し腫れる
・特定の場所だけ歯周ポケットが深くなる

などの症状が現れることがあります。

ただし、歯のヒビや歯根破折は、通常のレントゲンだけでは確認できないこともあります。症状や歯周ポケット、レントゲン・CTなど複数の所見から総合的に診断します。

神経を抜いた歯が痛い=抜歯ではありません

「神経を抜いた歯がまた痛くなったら、もう抜くしかないのでは?」と心配される方もいます。

しかし、痛みがあるからといって、必ず抜歯になるわけではありません。

原因や歯の状態によっては、

・噛み合わせの調整
・再根管治療
・歯根端切除術などの外科的治療

によって歯を残せる場合があります。

一方、歯根破折など、状態によっては保存が難しいケースもあります。まずは「なぜ痛んでいるのか」を診断することが重要です。

こんな症状がある場合は早めに歯科医院へ

神経を抜いた歯に次のような症状がある場合には、早めの受診をおすすめします。

・噛むと痛い状態が続いている
・何もしていなくてもズキズキする
・歯ぐきや顔が腫れてきた
・歯ぐきに膿の出口のようなものができた
・以前より歯が浮いた感じがする
・被せ物が入っている歯が突然痛くなった

症状が一度落ち着いても、原因となる感染などがなくなったとは限りません。

池袋で「神経を抜いた歯が痛い」とお困りの方へ

神経を抜いた歯の痛みには、根の先の炎症、再感染、噛み合わせ、歯のヒビなど、さまざまな原因があります。

池袋歯科・矯正歯科では、口腔内診査やレントゲン撮影を行い、必要に応じて歯科用CTを使用して根や顎の骨の状態を確認します。

「昔治療した歯だから仕方がない」と放置せず、まずは原因を確認することが大切です。

なお、「神経を抜いた歯」だけでなく、噛むと歯が痛む原因全般については、前回の記事「噛むと歯が痛いのはなぜ?虫歯以外にもある7つの原因を歯科医師が解説」でも詳しくご紹介しています。

参考文献

・Duncan HF, Kirkevang LL, Peters OA, et al. Treatment of pulpal and apical disease: The European Society of Endodontology (ESE) S3-level clinical practice guideline. International Endodontic Journal. 2023;56(Suppl 3):238-295.
・European Society of Endodontology. S3-Level Clinical Practice Guidelines: Treatment of Pulpal and Apical Disease.

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